近所のPC Depotでセール品を物色していると、なつかしのパチンコ台「ミルキーバー」のソフトが980円で売っていたので買ってみました。
定価は3980円か。けっこう高いソフトだな。定価ではなかなか売れないだろうな〜。
パチンコやってたら3980円なんてすぐになくなってしまうぞ。
パチンコから足を洗ってもう何年にもなるけど、昔は本当によくプレイしたものです。
いつも負けてばかりで、たまに大勝ちしても翌日の軍資金になってしまうこともしばしば。
足を洗うには指を切り落とさなければならないと真剣に悩んだこともあったなぁー。
今は全然やらなくなってしまったけれど、 思い出深い機種を思い出しながら下記に綴りたいと思いマス。
レッドライオン(西陣) 自分にとってパチンコにのめり込むきっかけになった台。普通の羽モノタイプ(昔はヒコーキと呼んでたな〜)で、何の変哲もないオーソドックスな台です。賞玉はオール13個(どこの穴に入っても13個の玉が戻ってくる)だったので、数百円で何時間も遊べることも多かったです。良い台なら打ち止めまでいったけど、打ち止めまでには何時間もかかります。
この台で「ハカマ」やら「オトシ」「命釘」「ぶっこみ」などの用語を覚えたものです。レッドライオンのセールスポイントはズバリ効果音。勇ましい電子音で、なかなかのものでした。
ビッグシューター(平和) これも羽モノタイプの台。玉が役物に溜まるという画期的な仕掛けが人気を呼び、ベストセラーになった台です。玉がVゾーンに入った瞬間の「パンパカパーン!」の音に狂喜乱舞した人も多いのでは?もちろん自分もその一人です。羽が開閉するときの電子音が「持ってけ!持ってけ!」に聞こえてしまうほど、のめりこみました。賞球は13個、大当たりは最高8回までというスペックは普通の羽モノなのですが、貯玉効果と8回目まで継続しやすい台だったので、出る台はホントに出ました。
全国で長い間支持された台で、遊んだことがある人も多いのでは?
スーパーセブン(大一) チューリップと羽モノ、アレンジボールがメインだったパチンコに大旋風を巻き起こしたセブン機。超電役とかフィーバーとも呼ばれ、大当たりした人が驚きのあまり死んでしまったことがあるというほど恐ろしい台です。また、セブン機にのめり込みすぎて、サラ金で借金をする人が激増。こちらも社会問題になったのは記憶に新しいところ。
その後、 一攫千金を狙えるギャンブル性の高い台として当局の規制が入り、だいたい1300個の出玉にしかならない台になってしまいました。確か大当たりの確立は規制で200分の1くらいでしたか。
で、セブン機はさまざまなメーカーからいろんな機種が出ました。西陣のルーキーシリーズ、三共のパニックシリーズ、平和のブラボーシリーズなどなど。とくに思い入れが強いのは大一というメーカーのスーパーセブンです。
高校3年のある日、午後の授業を抜け出して、西武池袋線・富士見台のホールへ直行。この台を打ち始めて、200円の投資でフィーバー!すごくうれしくてニコニコしていると、後ろから視線が…。大当たりが終わると、見ていたオニーサンが「兄ちゃん、もう一回くるよ。」と一言。なんのことかわからないまま、保留玉の消化を見ていると、なんともう一度数字が揃ったではありませんか!ヤッター!ダブルかよ!初めての経験じゃ!と思いつつ、大当たりが終了。するとまたオニーサンが「お、兄ちゃん、ラッキーだな。もう一回来るわ。」と。は?何?あなたは神ですか?なんでそんなことがわかるのですか?と口には出せませんでしたが、保留玉を消化中、予言的中。トリプルですよ。トリプル。もうびっくらこきました。なんでも大当たり終了して保留玉消化の出目で分かるようなこと言ってました。多分あの人はプロでしょう。パチンコ情報誌がまだ少なかったころなので、詳しいことは分かりませんが、この台は攻略法があったようです。昔のデジパチにはストップボタンというのがあって、任意のタイミングでデジタルを止めることができたのですが、クルマを買ったり家を買った強者もいるとかいないとか…。
スーパーコンビ(三共) 一発台という種類の台が猛威をふるったことがあります。大当たりの穴に玉が入ると、あっという間に打ち止めになるギャンブル性の高い台なんですが、当然、出すためにはそれなりの投資と台選びが重要でした。
このスーパーコンビという台はヤングマガジンで連載されていたギャンブル漫画「カイジ」で登場した「沼」という台に通じるものがあり、役物にクルーンが採用されていました。
この役物に飛び込んだ玉は三分の一の確立で大当たりになるはずなのですが、何個入っても大当たりにならなかったり、入る玉ほとんどが大当たりしたりと台ごとの性格がまるでちがっていましたね。
加えて、 ネカセといってパチンコ台そのものの傾きがあったりして、台選びは本当に大変でした。 額を台や枠にくっつけながら凝視し、これぞ、という台をチョイスしても、自分が却下した台が爆発してしまったり…。(爆発とは大当たりが続く現象です。)
当時、フィーバー機(デジパチ)の大当たり一回の出玉が1300個前後だったところに対して、一発台は4000個から5000個というまさに一発逆転ができる台でした。最近の爆裂連チャン機と比べると全然たいしたことないけど、当時は一発台のシマは鉄火場状態でしたね。みんな脂汗をかきながら、台をどついたりしてて。大当たりの穴に玉を入れようと台を叩く人が多かったんですよ。この行為を禁止してるホールが多くて、店員と言い争いになったりすることもしばしばあったようです。
この台は100円で大当たりを引いたことが1度や2度じゃなくて、いい思い出がたくさん残ってます。もちろん数万円ぶっこんでも当たりが引けなかったりすることもたくさんありましたが(涙)
大当たり中の音楽が、「静かな湖畔の森の中から〜」という曲のメロディなんですが(曲名は失念)、この曲を聴く度、スーパーコンビのことを思い出します。
CR花満開(西陣) 93年頃にカードを購入してパチンコをするという遊戯方法が生まれました。今では主流となっているCR機の始まりです。賛否両論あったこのシステムは多くのパチンカーの予想とは裏腹に全国に浸透していったのでした。
ちょうどその頃このCR花満開という台が登場したのです。綺麗な画面とリーチの時に流れる「さーくらー、さーくらー」のメロディー。打ち手に強烈な印象を与えたのは見た目と音だけではありません。この台はホールが任意の設定をすることができるのですが、最高設定の設定1でも269分の1(ちなみに設定3は308分の1)。
賞級は大当たりのチャッカーのみ15個でスタートチャッカーが5個、その他が10個という変則的なスタイル。いままでのデジパチに比べ何がすごかったのかと言うと爆裂連チャンするのです。今では当たり前の確立変動も取り入れられていて、うまく行けば、あっという間にドル箱タワーを築くことも可能で、10万円、20万円稼ぐのも夢ではない台なのです。羽モノや現金機のデジパチではとても無理な額です。
その反面、ハイリスクハイリターンで、一日で10万円すってしまうこともありえましたね。
ちょい古だとCR大工の源さん、モンスターハウスなんかもこの流れでしょう。
CRがきデカ3(三星) 漫画やアニメ、映画のキャラ、芸能人がパチンコに使用されるようになって久しいですが、20世紀の終わり頃、天下御免のお下劣漫画、「がきデカ」のパチンコ台が出ました。
自主規制でリミッターがつき、最高5連チャンまでしかしなくなったゲーム性の低い台なのですが、自分はこの台でトータル40回以上大当たりをした経験があります。投資金額は2万円くらいでしたが、十分にボロ勝ちと言えるでしょう。
なんでこんなに当たるのか怖くなったのをよく覚えています。
用事があって、あるタイミングで切り上げたのですが、用事を済ませて戻ってみるとハイエナした人が1500回転以上の大ハマリを喰らっているではありませんか。
自分の止め時が正しかったので、すごく嬉しかったデス。
※ハイエナ=調子の良い台をチェックしていて、空いた途端に座って打つ人。またはそういった行為全般。
ダイナマイト(大一) 権利モノというジャンルに属するこの台、ご存知の方も多いと思います。
この台には、 天国モードと地獄モードというのがあり、天国モードに突入するとあっという間に大量の出玉を獲得できるすごい台でした。爆裂連チャンですね。
この台は現金機で、大当たりをひくまでは500円玉がどんどんなくなっていきました。
それまでは現金機だと100円単位で遊べる台も多かったんですが、この頃の権利モノくらいから最低投資は500円という感じになりました。もちろん100円でもいいんですが、本当にあっというまに玉がなくなっちゃうんですよ。また、権利発生してから玉切れおこしたらヤバいですしね。
権利発生のシステムは単純でVゾーンに入れて回るデジタルが7で揃えば大当たり。
そういえばこの台のキャラクターは大人気だったデジパチ「バトルヒーローシリーズ」にも使われていてなじみ深かったなぁ〜。
フィーバーパワフル3(三共) この台は普通のデジパチなんですが、液晶画面が9分割されていて、縦、横、斜めのどれかで一列に揃えば大当たりするという仕組みです。
で、この9つの四角に7が全部揃うことがあるのか?という疑問を持つ人、少なくなかったのではないでしょうか?当時、自分は自由が丘で働いていたのですが、そこのホールで「全て7で大当たりになればオーストラリア旅行をプレゼント」という張り紙を見つけたのです。それほど、珍しかったようです。もちろん自分はホールで経験するどころか見ることさえありませんでした。
ミルキーバー(ニューギン) この台の前にキューティーバニーという連チャンする権利モノがありました。その後継機種として出たのが本機です。
この台のキモは外れたと思ったら一コマ戻って大当たりするというアクション。この戻りアクションはアツかった!飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになったくらいです。
しかーし!いい思い出はナイ(キッパリ!)。当時、吉祥寺のベルファンでよく打ったのですが、釘が渋かったし、閉店保証みたいなのもなかったから止め時の見極めが難しかったのです。
この台、3回の大当たりが1セットなのですが、2回目、3回目の大当たりが来るまでにハマることが多いので、権利を消化しないうちに閉店になったらヤバいぞ、というわけです。
大当たりとは関係ないのですが、 メインキャラクターの「すももちゃん」が可愛いかったなー。このすももちゃん、 大当たりするとどんどん脱いでいくのです。萌えました(w
これがすももちゃん。乳首が立ってるのがエロい!
ほかにも思い出深い台はたくさんあるけど、書ききれないので割愛しまっす。
CRウェスタンヒーロー、ギンパラ、モンスターハウス、 Fゼウス、綱取物語、ホー助、弁慶、モンロー、ナナシー、 エトセトラエトセトラ…。
2004/02/10